2025年7月よりはじまった、ゴルフツアーで活躍を目指す若手選手を年間を通じて支援する年4回の合宿プログラム。9月22日から23日にかけて、高知県のKochi黒潮カントリークラブで第二回G4C合宿を開催いたしました。プロゴルファーを目指す若手選手10名(男子5名・女子5名)が参加し、技術向上だけでなく、メンタル面や身体管理まで幅広く学ぶ貴重な機会となりました。
合宿初日は、午前中に練習ラウンドを実施しました。選手たちは事前に配布されたメンタルトレーニング資料を活用しながら、自分自身のメンタル面と向き合いつつプレーを行いました。普段一緒にラウンドする機会の少ない他の年代や異性の選手とのプレーは、「新たな気づきを獲得できた」と参加者から好評でした。
午後には、元プロ野球の審判という異色の経歴で、プロゴルファーやジュニアゴルファーをはじめさまざまなスポーツ選手のメンタルアドバイザーを務める丹波幸一氏によるメンタルトレーニングが3時間にわたって行われました。統計学データに基づいた科学的なアプローチと、プロ選手の実例を交えた実践的な内容で構成された講演は、参加者全員から「とても有用」との評価を受けました。アンケートでは「実践的な内容で即活用できる技術を習得できた」「プロ選手の実例が参考になった」という声が寄せられました。
夜の懇親会では、選手・講師・スタッフ間の交流が深まり、講師への質問タイムや選手間の情報交換の場となりました。また、初対面の選手同士が打ち解け、お互いの経験や技術について語り合う光景が見られ、プレーを離れてもゴルフの話題が尽きませんでした。
合宿2日目のメインイベントは、賞金とG4C本戦への出場権をかけたミニトーナメント。18ホールのストロークプレーで行われたこの大会では、実際に賞金がかかることもあり、本番さながらの緊張感のなかで各選手が真剣にプレーを行いました。前半1打差で追随する選手が現れるなど白熱した展開も見られました。また、2日目で6打もスコアを縮めた選手もおり、短期間での成長もみることができました。
▽鏡原選手コメント
今回は自分でも驚くほど内容の良いプレーができ、ボギーを叩くこともなくラウンドを終えることができました。
その結果、優勝という形につながり、とても嬉しく思っています。2日間、ありがとうございました。
▽千田選手コメント
この2日間は本当に充実した時間を過ごすことができました。
さまざまなメンバーの方々とご一緒させていただき、皆さんのアグレッシブなプレーを間近で見ることができ、自分にとって非常に有意義な経験となりました。
プロテストに向けても大変貴重な時間であり、成長につながる学びが多くあったと感じています。
今後の試合に向けてさらに努力を重ねてまいりますので、皆さんと共に頑張っていければと思います。
2日間、本当にありがとうございました。
トーナメント終了後には、血糖値解析からアスリートのパフォーマンスを最大化するメンタルヘルス管理サービス「Sympafit」を運営する加治佐平氏による血糖値コンサルティングが実施されました。食事、睡眠、生活習慣がゴルフパフォーマンスに直結するという科学的な視点から、選手たちに新たな気づきを提供しました。「血糖値とプレーの関係性が理解できた」という感想が多く寄せられ、こちらも参加者全員から高い評価を受けました。
参加者からは「メンタルトレーニングや血糖値セミナーが実戦的だった」「他県選手との交流で新たな刺激を受けた」「本番さながらの緊張感を体験できて良かった」といった声が寄せられました。また、今後に向けては「栄養学や解剖学、メディアトレーニングなど新分野の講座も受けてみたい」という前向きな要望も多く聞かれました。
2026年3月には本格的な「第2回G_BASE 4days Challenge」の開催も予定されており、今回の合宿参加者の中からも出場権を獲得した選手が、より大きな舞台で活躍する姿を見ることができるでしょう。乞うご期待ください。
協賛:サントリーホールディングス(飲料提供)